10歳がクラファンに挑戦する理由。親だけでは渡せない“応援”がある。
「え、やる!」
朝起きてきた10歳の娘さんに、
りんごさんが軽い気持ちでこう聞いたそうです。
「セブ島のビジネスキャンプ、クラファンで挑戦してみる?」
返ってきた答えは、即答でした。
でも、この一言の裏には、
親子の挑戦と、葛藤と、応援の物語がありました。
今回、りんごさんと対談させていただいて、
ボクは何度も泣きそうになりました。
(いや、正直ちょっと泣きました。)
子どもの挑戦って、
「行きたいなら行っておいで」だけでは終わらない。
・親の不安もある。
・お金の問題もある。
・周りにどう思われるかの怖さもある。
それでも、
子どもが本気で「やってみたい」と言った時、
親はどこまで背中を押せるのか。
そんなことを、深く考えさせられる時間でした。
※ちなみにこちらの対談のまとめになります。
【対談】10歳のクラファン挑戦!?その時、親の行動が全て。
※対談後のナナゼロの考察はコチラ
#880 10歳でクラファンに挑戦!?その裏には大きな葛藤も。
1. 娘さんが目指したのは、セブ島のビジネスキャンプ
りんごさんの娘さんは10歳。
以前、冬に小中学生向けのビジネスキャンプへ参加したそうです。
友達が一緒に行くわけでもない。
親元を離れて、一人で参加するキャンプ。
それでも娘さんは「行きたい」と言い、
実際に参加して、帰ってきた時には、
「すっごく楽しかった!」
と話してくれたそうです。
その経験があったからこそ、
次に出てきたのが夏のキャンプ。
ただ、場所を聞いてりんごさんは驚きます。
「セブ島」
フィリピン。
海外。
しかも1週間。
当然、費用も簡単に出せる金額ではありません。
冬のキャンプも頑張って出した。
でも、今度は海外。
親としては悩みます。
それでもりんごさんは、
娘さんにこう言いたくなかったそうです。
「お金が理由で行かせられない」
この気持ち、
めちゃくちゃ分かるなと思いました。
子どもが本気で「行きたい」と言った時に、
もちろん現実はある。
・家計もある。
・生活もある。
・簡単に「いいよ」とは言えない。
でも、
お金だけを理由に、子どもの挑戦の芽を摘みたくない。
そこで友人から出たのが、
「クラファンやったらいいんじゃない?」
という言葉でした。
2. なぜ10歳の娘さんは、即答で「やる」と言えたのか
ここがすごいところです。
「クラウドファンディング。」
大人でも、やろうと思ったらかなり勇気がいります。
・自分の想いを言葉にする。
・人にお願いする。
・応援してもらう。
・お金を預かる。
簡単なことではありません。
それを10歳の娘さんが、
朝起きてすぐに「やる」と言えた。
その理由の1つは、
りんごさん自身の挑戦を、娘さんが近くで見ていたからでした。
りんごさんは以前、
ドローンショーのクラウドファンディングに挑戦し、
241万9000円を集めてイベントを実現しました。
その挑戦は、決して楽なものではなかったはずです。
否定されることもあった。
怖さもあった。
大変なこともあった。
でも、それ以上に、
応援してくれる人が集まり、
「ありがとう」と言ってくれる人がいて、
夢が現実になっていく姿があった。
娘さんは、それを見ていた。
だから、クラファンという言葉が、
ただの難しい仕組みではなく、
「想いを応援してもらえるもの」
「夢に近づくための方法」
として、娘さんの中に残っていたのだと思います。
親の背中って、
言葉以上に子どもに届いているんだなと感じました。
3. でも、挑戦はすんなり進まなかった
「やる!」
そう言った娘さんでしたが、
準備が始まると、すぐに壁にぶつかります。
クラファンの文章を書く。
自分の想いを言葉にする。
リターンを考える。
その段階になると、
なかなか手が進まなくなったそうです。
理由を聞くと、娘さんはこう言いました。
「周りの人に知られて、変なのって言われるのが怖い」
この言葉、胸に刺さりました。
10歳の子にとって、
学校や友達の世界はとても大きい。
大人は、いろんな場所を知っています。
会社がある。
家庭がある。
コミュニティがある。
SNSもある。
居場所を自分で選ぶこともできる。
でも、子どもにとっては、
学校や友達との関係が世界のほとんどだったりします。
そこで変に思われたらどうしよう。
嫌われたらどうしよう。
仲間外れにされたらどうしよう。
それは、子どもにとって本当に大きな恐怖です。
りんごさんがどれだけ、
「応援してくれる人に届ければいいんだよ」と伝えても、
すぐには届かなかったそうです。
親の言葉だからこそ、届かないことがある。
これも、すごくリアルだなと思いました。
4. 親だけでは渡せない応援がある
そんな中で、大きな転機がありました。
クラファンの勉強会に娘さんも一緒に参加した時のこと。
大人たちの前で、娘さんは小さな声で言いました。
「…クラファン…やります…。」
自信なさげに。
怖さを抱えながら。
でも、自分の言葉で。
すると、そこにいた大人たちが、
娘さんに温かい言葉をかけてくれました。
「すごいね」
「10歳でそんな挑戦をしようとしてるの、本当にすごい」
「応援するよ」
「絶対できるよ」
その言葉を受けて、娘さんは泣いてしまったそうです。
嬉しくて。
認めてもらえて。
応援してもらえて。
この話を聞いた時、ボクもグッときました。(泣いてたかも…詳細は対談アーカイブを)【対談】10歳のクラファン挑戦!?その時、親の行動が全て。
なぜなら、これは親だけでは渡せないものだからです。
親がどれだけ、
「あなたならできるよ」
「ママは信じてるよ」
「大丈夫だよ」
と言っても、ある年齢になると、
「ママだからそう言うんでしょ」
になってしまうことがあります。
でも、外の大人からの言葉は違う。
家族以外の誰かが、
自分の挑戦を見てくれて、
応援してくれて、
信じてくれる。
これは、子どもにとってものすごく大きな力になる。
親が全部を背負う必要はない。
親だけで育てようとしなくてもいい。
子どもは、
応援してくれる大人たちとの出会いの中で、
自分の可能性を信じられるようになる。
この話は、本当に大切だと思いました。
5. 娘さんが作りたい未来
さらにすごいなと思ったのが、
娘さんがこの挑戦を通して見つけた想いです。
「自由なことを言える場所があるのに、みんな知らないだけ」
娘さんは、そんなふうに話したそうです。
そして、自分にとって自由に話せる場所はどこかと聞かれた時、
「お家」
と答えたそうです。
これ、親としてはたまらない言葉だと思います。
・安心して話せる場所。
・変なことを言っても受け止めてもらえる場所。
・自分の気持ちを出しても大丈夫な場所。
娘さんにとって、それが「お家」だった。
そして今度は、
自分もそんな場所を作りたいと言ったそうです。
10歳でこの言葉が出るの、本当にすごい。
でも同時に、
子どもだからこそ言える純粋さもあるんだと思います。
大人は夢を語る前に、
つい条件をつけてしまいます。
お金がない。
時間がない。
経験がない。
自分には無理かもしれない。
でも子どもは、
「なんでできないの?」とまっすぐ聞いてくる。
その純粋さに、
大人の方がハッとさせられることがあります。
6. 親にも怖さがある
ただ、この挑戦は娘さんだけのものではありませんでした。
りんごさん自身にも、大きな葛藤がありました。
去年、自分のクラファンを成功させた。
たくさんの人に応援してもらった。
信用も信頼も積み上げてきた。
だからこそ、
今回、娘さんのクラファンをサポートすることに怖さもあったそうです。
もし途中で娘さんが「やっぱりやめた」と言ったら。
もし中途半端になってしまったら。
もし不義理になってしまったら。
自分が積み上げてきた信用も、
一緒に揺らいでしまうかもしれない。
その怖さがあった。
この話を聞いて、
すごく正直な言葉だなと思いました。
親は、子どもの挑戦を応援したい。
でも同時に、
責任も感じる。
不安もある。
怖さもある。
「本当にやるの?」
「どれくらい本気なの?」
「途中で投げ出さない?」
そう聞きたくなる気持ちも、すごく分かります。
でもりんごさんは、
その不安が「娘のため」だけではなく、
「自分を守りたい怖さ」でもあったと気づきます。
そして、決めたそうです。
「もう怖いとか言わない」
「絶対成功させるように動く」
「一緒にやろう」
この決断が、本当に大きいと思いました。
子どもの挑戦を応援するって、
親が覚悟を決めることでもある。
失敗しないように管理することではなく、
失敗しても一緒に受け止めると決めること。
その覚悟があるから、
子どもも前に進めるのかもしれません。
7. クラファンは、教科書にない学びになる
今回のクラウドファンディングは、
セブ島のビジネスキャンプへの渡航費と、
11月に行う発表会の運営費に充てられる予定です。
セブ島に行って終わりではなく、
そこで学んだことを、子どもたちが発表する場も作る。
これがまた素敵だなと思いました。
学びっぱなしにしない。
体験しっぱなしにしない。
自分の言葉で伝えるところまでやる。
クラファンって、
お金を集めるだけのものではないと思います。
なぜやりたいのか。
誰に届けたいのか。
何を返せるのか。
自分はどんな未来を作りたいのか。
それを考え続ける時間になる。
大人でも難しいことを、
10歳の娘さんが今、自分の言葉で考えている。
これはもう、
成功とか失敗だけでは測れない学びだと思います。
りんごさんも言っていました。
「正直、失敗してもいいぐらいの価値をもうもらっている」
この言葉が、すべてだなと思いました。
8. 子どもの挑戦は、親子の会話を深くする
今回の話で、もうひとつ印象的だったのは、
クラファンが親子の会話のきっかけになっていることです。
普段なら、なかなか5分10分じっくり深い話をすることはない。
特に10歳くらいになると、
少しずつ親から離れたい気持ちも出てくる。
「入ってこないで」
「ほっといて」
そう言われることもある。
でも、クラファンの準備があるから、
「なんで行きたいの?」
「何を学びたいの?」
「どんな未来を作りたいの?」
そんな深い話ができる。
親子で何かに挑戦することは、
ただ目標を達成するためだけではない。
普段なら聞けなかった子どもの本音に触れる時間にもなる。
これって、本当に貴重だと思います。
9. 子どもは、応援されることで自分を信じられる
今回の対談を通して、
ボクが一番感じたのはこれです。
子どもは、応援されることで自分を信じられる。
親の応援ももちろん大事。
でも、親だけでは届かない言葉もある。
家族以外の大人から、
「すごいね」
「応援するよ」
「できるよ」
と言ってもらえること。
それが、子どもの中にある小さな勇気を、
大きく育ててくれる。
そして親は、
子どもの挑戦を全部コントロールするのではなく、
一緒に怖がりながら、
一緒に考えながら、
一緒に進んでいく。
きっと、それでいいんだと思います。
子どもが「やってみたい」と言った時、
親は不安になります。
本当に大丈夫かな。
傷つかないかな。
途中で投げ出さないかな。
お金はどうしよう。
周りにどう思われるかな。
でも、その不安の奥にあるのは、
子どもを大切に思う気持ちです。
だからこそ、
不安を抱えたままでも、「一緒に」一歩踏み出してみる。
今回のりんごさん親子の挑戦は、
その大切さを教えてくれました。
10歳の娘さんが、
セブ島に向かって挑戦する。
その姿を見て、
ボクも自分の娘に、もっといろんな世界を見せたいと思いました。
そして、娘がいつか何かに挑戦したいと言った時、
「大丈夫?」だけじゃなくて、
「じゃあ、一緒に考えよう」
そう言える親でいたい。
子どもの夢は、
親だけで育てるものじゃない。
応援してくれる人たちと一緒に、
少しずつ大きくなっていくものなんだと思います。
りんごさん、そして娘さん。
本当に素敵な挑戦を聞かせていただき、ありがとうございました。
この挑戦、心から応援しています。
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